スタジオジブリの不朽の名作「火垂るの墓」が、終戦80周年という節目の年に特別な形で地上波に帰ってくる。日本テレビは26日、同作が7年ぶりに「金曜ロードショー」(8月15日午後9時)で放送されることを発表した。この決定により、SNS上では早くも大きな反響が広がっている。 1985年にスタートした金曜ロードショーは、「風の谷のナウシカ」(1986年初放送)を皮切りに数多くのジブリ作品を紹介してきた。「火垂るの墓」も1989年以降、計13回放送されてきたが、高畑勲監督逝去後の2018年4月13日の追悼放送以来、長らく放映されていなかった。 他の人気ジブリ作品と比べて異例とも言える長期休止期間について、視聴者からは「あまりにも重いテーマだから?」といった憶測や、「自主規制されたのかもしれない」といった声まで上がっていた。今回の復活決定はこうした疑問に対する回答とも言えるだろう。 日本テレビ・福田博之社長は会見で、「特定の問題があるわけではなく、編成上の判断です。他の未放映ジブリ作品もあるように様々な要素を考慮しています」と説明しつつも、「終戦80周年という重要な年に改めてこの作品に向き合う意義があると考えました」と語った。 「火垂るの墓」ポスターには清太と節子兄妹を象徴するある仕掛けが隠されている。【画像】ポスター詳細解説をご覧いただきたい。 戦争下での兄妹愛を描いた本作は毎回高い視聴率を記録しており、今回も歴史的節目における特別な機会として注目される。番組関係者は「デジタル配信開始直後のこのタイミングでの地上波放送には大きな意味がある」とコメントしている。
アニメ「火垂るの墓」(C)野坂昭如/新潮社, 1988
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